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トピックス中央省庁

2017年10月5日

介護人材に求められる機能の明確化とキャリアパスの実現に向けて

平成 29 年 10 月4日
社保審福祉部会福祉人材確保専門委員会

※2014年10月27日より社保審福祉部会の専門委員会としてスタートした議論。2015年に「2025年に向けた介護人材の確保」との議論のまとめを行っていました。昨日示された報告書は、2016年10月より「介護人材の機能とキャリアパスについて」に関する議論が積み上げられており、2017年9月第11回会議での議論を経て、昨日公表されました。

現在、「我が事・丸ごと」地域共生社会に向けた施策が厚労省より様々に提起されています。財源を十分に確保することもなく、自己責任(家族責任)を基調に、地域に課題を押し付ける方向が進められようとしていますが、そういった中で福祉で働く労働者に新たな負担を押し付ける方向が見られます。

そういった全体の政策との関係で、報告書の内容を十分に把握することが必要であり、「現場に人がこない」「実践力が低下している」といった声が聞かれますが、現場の状況に適切に対応できるかという点も確認することが必要です。

総選挙以降の国会で、関連法案が出されると想定されるので注目していきたいと思います。

求められる介護福祉士像
1.尊厳と自立を支えるケアを実践する
2.専門職として自律的に介護過程の展開ができる
3.身体的な支援だけでなく、心理的・社会的支援も展開できる
4.介護ニーズの複雑化・多様化・高度化に対応し、本人や家族等のエンパワメントを重視した支援ができる
5.QOL(生活の質)の維持・向上の視点を持って、介護予防からリハビリテーション、看取りまで、対象者の状態の変化に対応できる
6.地域の中で、施設・在宅にかかわらず、本人が望む生活を支えることができる
7.関連領域の基本的なことを理解し、多職種協働によるチームケアを実践する
8.本人や家族、チームに対するコミュニケーションや、的確な記録・記述ができる
9.制度を理解しつつ、地域や社会のニーズに対応できる
10.介護職の中で中核的な役割を担う
+高い倫理性の保持

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