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2017年11月28日
第15回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」
昨日開催されました「第15回報酬改定検討チーム」資料が、公開されました。
議題は、「居宅介護・横断的事項」について。
注目されてきた「食事提供加算」「送迎加算」の取り扱いについては、以下のように示されています。
【食事提供加算】
・障害児者ともに経過措置について、延長しない方向で検討してはどうか。尚、食事の栄養面に配慮する支援について、調査研究等をおこなった上で、次期報酬改定に向けてあり方を検討してはどうか。
【送迎加算】
・就労継続支援A型については、雇用契約を締結しているという観点や利用者の知識や能力の向上のために必要な訓練を行うという観点を踏まえれば、公共交通機関を利用して事業所まで通勤することが困難である場合を除き、送迎加算の対象外としてはどうか(送迎加算の必要性は市町村が支給決定の際、公共交通機関や障害の程度を踏まえ決定してはどうか)。
・放課後等デイサービスについては、障害児の自立能力の獲得を妨げるような形での利用を防ぐことができるよう、障害の程度や公共交通機関がない等、自主的な通所ができない特段の事情がある場合を除き、送迎加算の対象外としてはどうか。
食事提供加算は、経過措置の終了が明確に示されています。
本日付け朝日新聞・毎日新聞等の報道によると、委員からは「唐突だ」など慎重な意見が相次いだとされています。
資料の中では「栄養面への支援に関する加算創設(平成33年度から)」が示唆されているので、今後さらに何らかの提案が行われるかもわかりません。
また送迎加算は、資料の内容から「加算要件の見直し」によって対象者を限定する方向で調整されるのではないかと想定されます。
詳細な取り扱いがどうなるか、新しい情報が入りましたらお知らせします。